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じぶんさがし

わたしのこころのこと、気まぐれに。

飛べない

 

 

2012年の24時間テレビで放送された、『車イスで僕は空を飛ぶ』を久しぶりに見た。

 

たまに見たくなる。そして、見ると必ずかなしくなる。

 

「助けて」って言えたら。

今生きていること、その喜び、その痛みを分かち合えたら、どんなに楽で、どんなに素敵だろう。

 

死んでしまったら、何もわからない。優しい人だった。苦しかっただろうに。寂しかっただろうに。なにも死ぬことはなかったのに。もっと話を聞いてあげればよかった。

 

なんとだって言えるんだ。

 

ドラマの中で、二宮くん演じる長谷部は、「助けを求めるのって死ぬほど恥ずかしいけど、結果死なないから」みたいなことを言う。

 

わたしだって、そんなことはわかっている。このドラマの言わんとすることもなんとなくはわかる。

でもね、わかっているけど、できないんだ。だからわたしはいつだって消えたいとか死にたいとか、逃げる道ばかりを探してる。

 

それでもたまに、このドラマを無性に見たくなる。ここにはなにかが詰まっている気がしているのかもしれない。かなしみの中から、なにかを拾い上げることができる気がしているのかもしれない。でもきっとわたしは、空を飛べないんだろうなって思う。中学生の頃、飛び降りるんじゃなくて、飛べたらなって思っていたけど、わたしにはきっと無理だ。なんにもできない。ここから消えてしまうことも、できない。